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湯川サ高住ブログ「さんのーがーハイ!!」2023年11月
2023.11.6
去る9月26日、小倉駅ジャム広場にて『光の文化祭』が開催されておりましたので、開会式へ行って参りました。
『光の文化祭』とは、NPO法人老いを支える北九州家族の会様(以下、家族会様)が、北九州創立60周年及び、家族会設立30周年の行事として実現させたイベントです。コロナ禍で様々な会合や研修が自粛される中、ずっと温めていた企画とのことでした。
現在、私は介護職員として9年目を迎えていますが、入職当初は初任者研修すら受講したことのない無資格の介護職員だったため、他の職員に早急に追いつく必要があり、まずは無料の市民講座から勉強を始めました。その中で家族会様の認知症講座にも参加をさせて頂いたことがあり、そのまま会員となっている次第であります。
認知症と言えば、一般的にはマイナスなイメージになるかと思いますが、このイベントでは『認知症』を介して人と人との繋がりができております。
このような活動に参加すると『認知症』は決してマイナスにだけ捉えるものではないと感じます。ひいては、そのような考え方になることで【安心できる介護】に繋がっていくのではないかと思っています。
会場には越智俊二さんのコーナーもありました。
認知症の勉強をされている方なら聞いたことある名前かと思います。
2004年の国際アルツハイマー病協会の国際会議、日本人で初めて認知症を患った本人が実名を公表し、壇上にてその心情を打ち明けているのですが、その方こそ越智俊二さんです。特筆しておくべきは、2004年はまだアルツハイマー型認知症の高齢者を『ボケ老人』等と呼ぶことが普通にあった時代であることです。越智さんは高齢者ではなく若年性の認知症ではありましたが、その講演は高齢者介護の業界においても大きな一歩となる偉業でした。
私はこのコーナーを実現させた家族会様の企画の実行力を凄いと感じましたし、画像の右下にある背景に自分の名前が沢山書かれている絵などは特に胸を打たれました。
ここまで、ブログのタイトルと関係ない話題になってしまったかもしれませんが、小倉駅の広場で大規模な認知症イベントが開催されていたこと、会場内に越智俊二さんのコーナーがあったこと、この2つの事実をどうしても伝えたくこの記事を書かせて頂きました。
仕事としての介護しか経験していない私でも、会報誌を読んだりイベントに参加したりすることで、介護に関しての広い視野を養えていると思います。
家族会様には勉強させて頂いております。
そんな中、来年、私には大きな勉強事もやってきます。ここからの記事はタイトルにあるようにケアマネジャー試験の話になります。
私は2019年に介護福祉士に合格していますので、2024年の4月を迎えると、その年度のケアマネジャー試験の受験資格を満たします。介護業界ではこのようにキャリアアップの道筋が色々と確立されている点が良い所だと思います。
しかしながら、近年のケアマネジャー試験は合格率20%をギリ下回る程度の難易度になっていると聞きます。少なくとも5年以上の実務経験がある人間で、かつ試験を受けようという向上心のある人間を分母にしてこの合格率。4~5人に1人しか合格しない。普段、何の気なしにケアマネジャーの方々と接していますが本当に尊敬しますね。
私は介護職員としての経験値は少ないながらも、住宅の相談員であります。相談員たるもの、ケアマネジャーさんの有する知識と同程度の知識は最低限持っておかないといけないとものだと考えていますので、必ず一回目で合格してきましょう!...と、書いておきます。もう逃げられません。
そして最後に。
恥ずかしながら、光の文化祭には私も作品を出展していました。家族会様には、スペースを用意して頂いたことを感謝しております。有難うございました。
私の作品です。あいだみつお的な心に訴えかける字体を書こうとして、ただ単に下手な字になったパターンの作品でございます。
2023.10.10